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終戦

12月10日(木)。場所は江戸陸。

インカレシードの我が軍は二回戦からの参戦。相手は大阪○○大学。

他の関東勢は順当に勝ち進む中、正直なとこ我が軍もココは勝てる??んじゃないかと思っていたけど甘かった!

相手は後半開始早々に上げた虎の子の1点を最後まで守り切り、我が軍は敗退。
ここで4年生の全日程が終了しました。

オヤジ、仕事で応援に行けなくてゴメンな。
速報でハーフタイム、0-0で折り返したのを知った時、なんとなーく嫌な予感がしたよ・・

ふりかえるとシーズン後半は、こういうパターンでの負けが多かった気がする。

試合後息子にラインで『残念だったな』と送ると、

『19年間、ありがとうございました』と来た。

むむ..何気に平静を装い、『そういう事は会ってちゃんと言ってもらわんとな』と返しておいた(笑)

マジで終わっちまったのか。。

こんなにも、あっけなく。。

# by tama1366 | 2015-12-11 12:53

最後の早○戦

2015年12月6日、午後7時。通いなれたホームグラウンド。

息子のこの黄色のユニフォーム姿を観るのは、泣いても笑っても今日がラスト。
息子が出場するサッカーの試合を観るのも、これが最後になるかもしれません。
家内と二人で会場に向かう途中は、これまで数えきれないほど経験してきたことなのに、この日はなんだか気持ちが違う感じ・・
これが最後??というのは、なんだか信じられなくて。寂しいとか一言では言い表せない複雑な気分(笑)。

ピッチサイドには、おそらくほとんどの部員が?と思われるほどの大応援団。いつもの応援歌で試合を盛り上げます。また、私達父兄は、ベンチサイド観戦席での観戦が許されました。ちなみに、ここから観る景色は初めてです。オヤジのいつもとの一番の違いは、何故か視線がふと下に向くこと。

今日のお相手は、宿敵W。
息子が大学サッカーを始める際に、国立でゴールを挙げると目標を立て、国立が閉鎖後は早○戦でゴールを挙げると目標を変えましたが、いずれも叶わなかった相手であり、オヤジの母校でもあります(笑)。

出場チャンスは後半15分にやってきました。0-2と二点ビハインドの局面。
この試合の10日ほど前、この試合のための練習中、骨折が疑われるほどの足首の負傷を負い、松葉づえで帰宅した息子でした。到底、今日の出場は叶わないはずでした。
ところが親子でお世話になっているスポーツトレーナーの懸命の治療のおかげで、試合が近づくにつれ、最後の五分なら出られるかも・・となり、交代で呼ばれたのは後半の15分すぎ。観ている私達はそんなにに走れるのかと不安の方が先でしたが、不思議なほど足を引きずる様子もなく良く走り、前線から必死にプレスをかけ続けていました。

息子がピッチに入った直後に頼れる仲間のラッキーなゴールで1点を返し、その後も最後まで攻め続けて何度となくビッグチャンスを作りましたが、ロスタイム5分のコーナーキックからのシュートが枠を外れると同時に終了の笛。結果は1-2で惜敗。
試合後に4年生たちは後輩から一人一人花束を贈られ、それぞれ思い思いに記念撮影をしたりして、いつまでもグラウンドから離れずに最後のピッチの余韻を楽しんでいるようでした。
最後の最後まで目標としていたゴールは遠かったけど、ここまで目標に向かって歩んできた道のりは、これからの人生に必ずや繫がってゆくはず。本当にお疲れ様!

3歳から約19年間、これまでの息子の人生はサッカー抜きには語れない。私にとっての子育ても、サッカー抜きでは考えられないくらい、いつもサッカー観戦でした。サッカー観戦というより、わが子だけではなく、その中で出会った子供たち、父兄、指導者、そこで出会った数えきれない人生の1ページ、それら全てが私にとって先生でした。時に勇気をもらい自分を奮い立たせて、今日までなんとか歳を重ねることが出来たような気がしています。

だから今、息子とサッカーとそこで出会った全ての方々に、本当に感謝の気持ちで一杯。
ありがとうございました。

さーて、終わりは始まりです。
て言うか、インカレもあるから、もしかするともう一度早○戦があるかな??あれば息子はトレーナーとしてベンチで戦うことになります。

子育てもまだまだ終わったわけじゃないんだけどねー。

これから息子は、そして私達に家族は何に出会い、これからどんな人生が待っているのかな。楽しみです!

# by tama1366 | 2015-12-07 12:22

サッカーの神様

10月25日(日)。Iリーグたぶん最終節。

息子にとって、最後の公式戦。

今日前半はFW。開始5分、左サイド仲間とのワンツーで抜け出し、2,3歩のドリブルでゴールに近づき珍しく振りぬいたシュートは、ポストと飛びついたキーパーのグローブの丁度真ん中、ボール1個半のすきまを見事に捉え、ゴールネットに突き刺さる先制ゴール。

その後前半に仲間が1点追加、2-0で折り返して後半、息子は中盤で攻守半々のポジションに下がるが、削られて足首を負傷。それでも今日は下げられない。
息子にとって、公式戦でキャプテンマークをつけての最後の試合、コーチも最後までやらせてやろうとのご配慮だったのでしょう。足を引きずりながら終了間際のロスタイム、中盤からペナルティエリアにドリブルで持ち込み、斜めに切りこみながら相手を引き付けゴール正面で後ろに落としたボール、仲間がゴール右すみに決めて3点目のアシスト。

3-0の勝利に責任を見事に果たしたナイスゲームでした。

試合が終わって、応援してくれた仲間とハイタッチ、整列して挨拶の時、『応援ありがとうございました』と、最後まで深々頭を下げる息子を見て、親バカですが、ここまで成長出来たんだな、と。

前日、関東一部の優勝を占う大一番は、勝点34で互いに1位に並んだ宿敵Wとの直接対決、毎度学生トレーナーとしてベンチに入った息子でしたが、先制され追いついて、またとられて1-2での惜しい敗戦。その悔しさを晴らすためにも、また自分自身の4年間の選手生活を締めくくるためにも、この日は絶対に勝ちたい試合だったと思います。

だから、笑顔で勝利で終われて本当に良かった。おめでとう。

神様って、本当にいるのかもしれないな。苦しい事の連続だったけど、耐えて耐えて頑張って、自身の試合は笑顔で締めくくれた。
もう一つ、TOPが60年ぶりの関東優勝を果たす夢が残っているね。その為には一つも負けられない試合が続きます。

オヤジも最後まで応援するよ。頑張れ!

# by tama1366 | 2015-10-26 12:57

母の涙

7月19日(日)。
おそらく、大学サッカーを観るようになって、最も心躍る一日だった。

この日はIリーグ、VS JS大。
珍しく家内が観戦したいと言ので、久々にホームまで新車でドライブ。
息子は左腕にオレンジのキャプテンマーク。なんとなくだけど、この日はいつになく気合いが漲っているようだった。
いつもと少し違うのは、2列目??のポジション。後で聞くと二年ぶりにボランチでの先発を言い渡されたそうだ。ここ何戦か、中盤のDFが甘く簡単に失点するシーンが多かったからだろうか。でも息子の本来慣れ親しんだポジションはここだった。この日は攻守に良く走り、相手の攻撃を遅らせるシーンが見られたし、決定機も何度か演出。いつも通り大声を張り上げ手を叩きチームを奮い立たせていたと思う。

試合は前半立ち上がりに失点したものの、そこからは次第に立ち直り、終わってみれば4-1の快勝。息子は久々のフル出場だった。だからだろうか、試合終了と同時に満面の笑みを浮かべ、チームメイトやピッチサイドで最後の最後まで声を枯らしながら応援してくれた仲間達と喜びを分かち合うようにハイタッチや握手を繰り返していた。

家内はそんな息子の嬉しそうな様子を見て、少し目が潤んでいるようだった。
『良かったな』そう私が言うと、『あんなに嬉しそうで、しかもその喜びを分かち合える仲間があんなに沢山出来て、それが何より嬉しい』と。

オレも観戦に来て、『今日は良かった!』と笑顔でピッチを後にしたのは、いったいいつ以来だったかな、と考えてしまった(笑)

この試合を終え、大学は試験期間に入る。部の活動はしばしお休みである。就活もいよいよ最後の段階に入るという時。この時期まで遅らせた財界の配慮は、大学生にとっては甚だ迷惑極まりないようだ。

しかし今日の息子の表情を見る限り、大変だろうけど、色々なこと、一つ一つ乗り越えていってくれそうな気がして、オヤジはちょっぴり幸せな一日だった。神様、またこんな日をよろしくお願いします。

# by tama1366 | 2015-07-23 17:07

雲の上の人

あっと言う間に雲の上の人になってしまった。

息子が小学5年で初めて地域トレセンに呼ばれた時、彼もまだ小学6年生だった。

そこにいたお子さんは皆上手だったから、特別彼だけが目立っていたわけでは無かった。

時は過ぎ、大学で再び先輩として巡り会った時、彼は周囲の誰からも慕われる、温和な好青年に成長していた。
そして彼が大学三年時の苦しい残留争い、最終節、しかも他大学の結果で辛くも残留を決め、希望していたプロへ。
普通ならこの時点で妬まれたり、邪魔をしたりする人が一人や二人いるもんだけど、それが全く無いのが彼のすごいところ。誰からも応援され、祝福され晴れて彼はプロサッカー選手になった。
この時点で、誰が今の彼のサクセスストーリーを予感していただろう?
ある程度出来るのはわかっていた。しかし日本代表入り、海外移籍まで、しかもこんなに早く到達するなんて。

ずっとずっと地道な努力を続けてきた。
一つ一つ、チャンスをものにしてきた。
海外でもきっと結果を出すに違いない。

涙のF東最終戦から数日後、等々力の早慶戦に後輩達を応援する彼の姿があった。
残念ながら後輩達は彼の期待に応えることは出来なかったけど、わずか二年前までこの舞台で活躍していた彼のサクセスストーリーは、多くの後輩選手達に計り知れないほどの夢や希望を与え続けるはずである。

頑張れ、よっち君。

# by tama1366 | 2015-07-10 15:43