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それぞれの育て方


ジュニア時代、三才からずっと一緒にやってきたお子さんがいます。
ボン助とは同じ幼稚園、小学校、同じクラブ…小さい時はお互いに一人っ子。
そのA君は、ボン助同様小柄だけど、小さな時からボン助とは対照的に目立つお子さんでした。

ボン助、キャプテンはどうかと言われても『僕はイヤ!』とお断りしてしまう。対するA君は目立つの大好き、運動神経が発達していて、ドリブルしてシュートまで…一人で全部できてしまうお子さん。当然、エースです。A君は当然のようにキャプテンを拝命。3年生までエースでキャプテンでした。

このA君、運動だけでなく、勉強も出来る。お宅も裕福でご両親も子供に熱心。コーチの指導方針に対しても意見する(できるような)方。
サッカー以外に空手、ピアノ、水泳、英会話、塾…色々な習い事を分刻みでこなす、当にスーパーマンでした。
ただ、チームの為に下働きをするという姿は、あまり見たことがなかった。試合が終れば、次の習い事でしょうか。片付けもそこそこに、すぐにお父さんのベンツで帰ってしまう。
試合は必ずフル出場ですから、ベンチで選手の飲み物を運ぶとか、する事もない。

対するボン助、低学年の頃は体力もなく、プレーも目立たないから、ベンチを温めることも少なくありませんでした。フル出場なんてまずないし、とはいえ、ベンチには入るから、気が付くとなんだかんだと下働き(苦笑)

転機が訪れたのは、4年生になるとき。その頃には、A君自身もト●プのコーチの指導方針が気に入らないと、よく口答えをするようになって…。
親がコーチを批判すれば、子も当然コーチを甘く見るようになりますね。
A君のお母さんには、うちの家内からもコーチに言って欲しいと言われ、家内はよく困っていましたっけ…もちろん、何も言いませんでしたが。

A君、そんなでト●プのサッカーだけでは飽き足らず、1年前から、同じブロックの最強チームBの練習に参加していました。そのBの仲間が、造反して?ごっそりとある新設チームMへ移籍するという。『全国を目指そう!』Mの監督の言葉に惹かれたんでしょうか。A君も当然のようにBの仲間とともにMへ移籍する事に・・・ただ、なぜかト●プも練習のみ時間のある時に参加するとの事で、席は残したままですが、公式戦はMで参加とのこと。A君当然、ト●プキャプテンを辞退することに…。

それからのA君。Mで毎週のごとく、埼玉、千葉、神奈川などの強豪相手にTM。親御さんもその都度遠征に帯同して大変だったようです。
対するボン助、A君の抜けた穴を補えるわけもなく、ただ他に適任者もいなかったのでしょうか、引き継いでキャプテンを拝命。エース不在で厳しい試合ばかりでしたが、A君が抜けてボン助は出番が増えたというか…

心に残るエピソードは、A君の移籍時、ボン助もMに一緒に移籍しないかと誘われたようです。
ボン助、即答。

『俺は一生ト●プでやる』

この話は、ずっと後に、今も一緒の仲間のK君のお母さんから聞いた話。
K君はその様子をたまたま見ていて、その時のボン助の毅然とした態度がとても嬉しかったと、お母さんに話したそうです。
親馬鹿オヤジ、その話はなんとも嬉しかった!

A君が抜け、この学年のサッカーが、一人の個人プレーに頼るサッカースタイルから、特に目立つ選手のいない全員サッカーへ変貌してゆきます。
たしかに低学年の頃というのは、一人ずば抜けた選手がいると、一人でなんとか出来てしまうけど、この頃、だんだんサッカーになってくると、一人ではどうにもならなくなってきますものね。A君の抜けた意味は、チームにとって、良くも悪くもとても大きかったと思います。

そのA君、Mで約二年プレーした後、6年生前になって再びト●プへ戻りたいという話になりました。

ボン助、その時監督に呼ばれます。

『Aが戻って来るっていうけど、お前がフォローして温かく迎えてやってくれ』

仲間には、強豪への移籍を『裏切り』と捉えていた輩もいたようで、彼が再びチームに溶け込めるかどうか、ボン助の態度が重要だと考えられたのではないかと思います。

『はい、わかりました』

A君が再びキャプテンに返り咲くのかなぁ…なんて、自分はちょっとだけ不安だったんですけど…だってA君の居ない1年、ボン助なかなか勝てなくて、頼りないキャプテンで、苦労してましたから…

でも監督のその話を聞いて、杞憂であることがわかりました。

A君、Mは完全に辞めたんですが、その頃はJ下部のスクールでも活躍していたようです。相変わらずの、二足の草鞋…

しかし、僕の目からみて、この頃から彼のプレーは、少しづつ目立たなくなってきていました。サッカーは一人では出来ない。その事が未だ分かっていないように感じる我がままなプレーが多かったように思います。

全日本、さわやかには、ト●プの選手として参加、SHを任されてそれなりの活躍をしましたが、その時は既に決して飛び抜けて目立つ存在ではなくなっていました。彼が伸び悩んでいたというより、皆がそれぞれ伸びてきたんでしょうね。

それでもA君、JYは通っているスクールの有名Jクラブチームへ進むと思われていました。ご両親も、本人も、そう言われていたのかどうか分かりませんが、セレクションもあってないようなモノという感じで、当然そこに進むと公言していました。

そしてJクラブのセレクション、受験…A君はいずれも夢破れ、落とされたJクラブの紹介で、とある新興クラブへ進むことを決めます。
Jがダメだった時、どうしてウチの監督に相談しないんだろう…って、他人ごとだけど思いました。6年最後の2月だったかな…電話1本で、ト●プを退会すると連絡があったと聞きました。

あの時、『温かく迎えてやって』とおっしゃった監督です。相談すれば何のわだかまりもなく、彼の為に親身になってくれたでしょう…

今、A君はその新興クラブで、なかなか試合で活躍するチャンスを与えられていないようです。

決して、彼のご両親を批判するのではありません。自分にそんな資格はないし、自分の子育てが全て正しかったとも思っていません。
もちろん彼もこれから伸びるはずの選手です。

ただ振り返って、A君は親が今すぐの結果を求め続けて来なかったか。それを最優先する余り、日々感謝や反省の気持ちを忘れては来なかったか。

最近、家内がA君のお母さんに道でばったり会った際、『Aは今は、未だ身体が小さいから(試合に出られなくても)仕方ない』と言っていたそうです。

親がそう言ってかばってしまったら、逃げ道を作ってしまったら、子供も当然そう思っているでしょう。
コーチや周りを批判してしまったら、自分に足りない部分を考えずに、誰かのせいにしてしまうでしょう。

何か足りないところがあるから、どうそれをカバーしようか考える。決して試合に出る事だけが人生でも目標でもないけど、今のありのままの自分を見極め、足りないところをどうステップアップしてゆくか考える事で、初めて成長できるのではないでしょうか。

親の務めは、今すぐの結果を求めてこうすれば良しと答を与えたり、その為のレールをひいてあげる事ではなくて…

一緒に考えたり、時にはただ黙って見守ってあげる事…例え、間違っていても、人様に迷惑をかけなければ本人の考えを尊重して、むしろ失敗させてあげることだし、上手くいかない時、言い訳を与えるのではなく、その苦境をどう乗り越えるか、時に厳しく、優しく、励まし見守ってあげる事なんじゃないでしょうか。


A君もボン助も、まだまだこれから。一緒に頑張ってきた仲間だから、
二人とも自分で考え、時に葛藤して、これから幾多の山を自力で乗り越えてゆける人になって欲しいです。

久しぶりの、のんびり過した日曜日。眼下のグラウンドでボールを追う小さな子供達と、応援する親御さんを見ながら、そんな事を考えました。

by tama1366 | 2006-11-27 17:20 | 子育て

ヨハン・クライフの言葉


ふと、友人とのメールをきっかけに思い出した言葉。

『美しく負ける事を怖れてはいけない。それが必ず明日へつながってゆくのだから・・』 (ヨハン・クライフ)


この言葉を、ボン助に贈ることにしました。


大切なのは、今の勝敗=結果ではなく、なにより、自分の目指すサッカーをし続ける事。
自分が目指すサッカー、トリプが目指すサッカーが何たるか、考えたことがあるだろうか。

それさえはっきりしていれば、自分に何が足りないか、自分が今何をしなければならないか、自ずとわかるはず。

今すぐの結果に左右される事なく、自分の目指す道にむかってまっすぐ進む事が、必ず明日につながってゆく…

人生につながる明言だと思います。

これから、期末試験。願わくば、1回で済む様に…(笑)
勉強に支障になるからと、部活への参加を拒んだ顧問の先生をギャフンと言わせられるように、頑張って。

お父さん、これからもトリプを、シ●タを応援しています。


おっと!返事が来ました。『サンキュー』の一言だけど…。


少しだけ、伝わったのかな・・・親心。

by tama1366 | 2006-11-24 15:33 | 生き方

NIKE PREMIER CUP  VS 駒●FC!


一次リーグここまで三試合の結果は二勝一分け。本日の第四戦は、恐らく1次リーグ最大の山場、駒●FCです。

対する駒●FCは、ここまで全勝。ここでなんとか土を付けておかないと、一次リーグGグループ一位通過はかなり厳しくなります。

駒●とは、過去に招待試合とTMそれぞれ1回づつ経験、招待試合は勝利しましたが、TMではランダムメンバーで若干歩が悪かったようですね。守備の堅いチームという印象です。

11月23日(祝)、天気予報は午後から雨でしたが、キックオフの3時15分までなんとかもってくれました。
この日のピッチは駒沢第一球技場です。駒沢第二、補助競技場は最新の人工芝ですが、何故か第一は昔ながらの土のグラウンド。しかもグラウンドコンディションは、『最悪』(笑)
所々固まったココアの粉を敷き詰めたって感じでしょうか。スパイクは埋まるわ、ひっかかるわ、ボールはイレギュラーするわ… 特にゴール前、跳ねるボールはキーパー捕り難そうです。

本日のユニフォームは、ナイキカップ始って以来初めての『白』。カッコいいチームユニフォームに袖を通せるラッキーな11人は…

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おっと!ボン助居るじゃありませんか!背番号8番。初戦に続いて二度目の先発、通算三試合目の出場です。

開始5分、FW11番がコーナーキックをダイレクトボレーであわせて、ゴール左すみに決まりました!
ちなみにこの11番君、ジュニア時代はDFだったのに、JYに上がってからいきなりのFW転向。自宅でテニスボールを使って芯を蹴る練習を繰り返してきたそうです。
その努力が実って、よかったね!!!

前半は球際の強さ、早いパス回しに上回る我がトリプ軍団が押し気味の展開。何度もチャンスを作りますが、キーパーの正確なセーブに阻まれ、あるいはシュートが枠をはずれて、なかなか追加点を奪うことが出来ません。前半は1-0のままハーフタイムへ…

ボン助、イマイチですね。こぼれをひろってのシュートも相手選手に跳ね返されるし、スルーパスもカットされ、ディフェンスでも、アプローチのタイミングにイマイチ迷いがある感じでした。前節トイメンに抜かれまくって、少し臆病になっているんでしょうかね。

それでも得意のワンタッチで相手に的を絞らせず、まあまあ無難なプレーというところでしょうか…

さて、わずか1点リードで迎えた後半、相手に決定的なチャンスまでは与えませんが、次第にトリプの攻撃に慣れてきたのか、カウンターから攻め込まれる場面が多くなってきました。
15分を過ぎてから、何度も危ない位置でのFK、CKを与えてしまい、やばかったのは後半20分、こぼれ球をゴール正面の選手に合わされたシュート、キーパーは反応できず、ボールはクロスバーに当たってゴール裏へ・・・ ひぇーアブナイ!

直後、DFのクリアが相手に跳ね返ってしまったボールが、相手FWへの絶好のスルーパースになってしまい、シュート打たれるも、上手くヒットせずに枠へ飛ばず助かりました…
25分過ぎからは、相手の猛攻に次ぐ猛攻…それまで優位に試合をすすめてきた我がトリプ軍団が、自陣内で防戦一方の展開…

しかし、なんとかふんばりました。相手のCKをことごとく跳ね返して、結局このまま虎の子の1点を守りきって、試合終了。
オヤジ、ほっ(^.^)

ボン助、初のフル出場でした。
でも今日はちと慎重すぎたか、気合を入れるために自宅からここまでチャリで来た疲れがでたか…

試合は勝ってよかったけど、おめーこんな程度で満足してたらはったおす!!
ってかんじです。

自分が家に帰って、ここまで原稿書いたところでボン助ご帰還。パソコン覗いて苦笑いです。すかさず聞いてみました。
『お前、とーぜん満足してないんだろ?』

『うん、今日は緊張した・・・』

そうですよね。どうしても勝ちたいと思えば、緊張するものです。
いつかここでもご紹介した、『等身大の自分』を読ませました。

試合に出してもらったことで満足したり驕ることなく、これからも自分に厳しく、足りないものを少しづつでもステップアップしていってほしい。
今日のように厳しい相手でも、自分の役目をキッチリこなせる選手に、成長してほしいと思うのですが…望みすぎかなぁ。

さて、次の一次リーグ最終節は12月10日、明日からボン助は試験前休みに入るようです。
『あー今日試合出れて、気持ちよく試験勉強に入れる・・・』ですって。

んじゃ、試験、なるべく一回で済むように頑張ってね(笑)

by tama1366 | 2006-11-23 20:26 | 観戦記

TM VS六●木中学校!


午前中パラパラだった雨が、午後からは本降りになりました。
気温も上がらず、冷たく大粒の雨です。

こりゃ午後のTMは中止かなぁと思いきや…
とんでもございません。自宅で昼飯を済ませて偵察に出かけると…なんと、やってるじゃないですか!!

ここは港区六●木中学校、あのアマンドから坂を下って3分ほどの、当に都心のど真ん中!こんなところに中学があったんですね。道路からグラウンドは見えません。奥まったグランドにでてみると、なんとまあ、絶景!グラウンドのその向こうは、あの六本木ヒルズがそびえ立っています(笑)
するってぇと…このガキども、いやいやお子様達は、ヒルズ族のお子ちゃま?なんて下らない想像をふくらませつつ、早速観戦。

おや?なんだか相手選手、デカイです。大人かと思いました。178ある自分と比べて変らないのばっかりです。????…

そう、なんとほとんどが三年生。グラウンドが狭いので、9人制でした。
わがトリプ軍団、期末テストを控えたメンバーが大勢抜けていますが、それでも9人制なら3チームくらい出来たんでしょうかね。

試合やってる時なら未だイイんです。問題は、交代して次の出番を待っている間…雨を遮る屋根はどこにもありません。皆、ずぶ濡れになりながらゴール裏でリフティングを繰り返し、身体を温めながらの待機です。冷たい雨…、こりゃ、強くなるだろうけど…少し風邪気味のボン助、熱でも出ないかと心配で…

ちなみにボン助後日談。
『ありゃ、寒いとか辛いとか超越してる。終ったって、指先がカジカンで着替えも出来ないんだよ…』
そう、ずぶ濡れのままガチガチ震えてご帰宅でした。

家内、子供達が寝たあとで、『今すぐサラリーマンとかできついシゴキとかに遭っても、もしかすると耐えられるかもね…』(苦笑)


さてさて、試合の方はと言いますと…早いパス回しのボン助グループは、頭一つ以上デカイ相手に、次々と得点を重ねてゆきます。
相手はフィジカルに勝り、走り出せばスピードも全然速いけど、ポンポンとボールを回すトリプ軍団に付いて行けず、ゴール前を固めるしかないカンジ…

ボン助、ゴール前で二列目から飛び出してボールを受け、相手二人に挟まれても真ん中を突破して強引にシュート!!

ゴール逆すみに決まりました。打った位置で仰向けに倒れて起き上がれません…(苦笑)

いつか、あるコーチの、『ジュニアの時に比べて、頑張れるようになった』という言葉を思い出しました。でも嬉しいより何より、死んじゃうんじゃないかと心配で…なんだか見てるのも辛かったです。



ゲーム中に足引きずってるなーと思って帰ってから聞くと、ボール持ってないところでさんざんケズられたようです。
太ももにくらった真空跳び膝蹴り(笑)がかなり効いちゃったらしくて。
ふくらはぎのあたりなんかもう、ボコボコですって(笑)
雨に濡れて重いスパイクですからね。そりゃもう、イテーのなんの…

まあ、自分なりにやり返したようです。『転ばせてやった』と言っていました。
イイ事じゃありません。でもその気持ち、相手がデカかろうと上級生だろうと、悪質なプレーや痛さにシュンと縮こまってしまうよりは…と思い、敢えて文句言いませんでした。

ていうか、言えなかった。あの状況で身体が二まわりもデカイ相手と必死に戦い、雨の中出番を待ち、ケズられまくっても最後まで気持ちを切らさなかった我が子を見たら…

サッカーって、身体や個のスピードやキック力だけでは決してないんですね。大人相手に子供がサッカーやって全然勝ってるカンジでした。

いやー・・・それにしても冬の大雨の中でのTMは、可愛そうなくらいですね。ちなみにコーチ、初めから最後まで雨の中カサも持たずにずぶ濡れでジッとして試合を見守ってくれていました。

自分にはとても出来ない。ボン助も、こんな経験して、少しづつ強くなってゆくんでしょうか。というか、そういう意味での心の強さ、いつの間にか身につけたボン助を見て、少しだけど逞しさを感じました。

身体に気を付けて、くれぐれも怪我のないようにね…



さて、明日はナイキカップ一次リーグの、たぶん天王山。全勝の駒●FCとの対戦です。
しかも場所は相手のホームグラウンド、駒沢競技場。

出来るなら、ベストメンバーで、その真ん中で自分もやりたいボン助…
反面、これまでの三戦で未だ出番のなかった10数名の仲間のことも、気懸かりな様子。

目下のところ明日の天気予報は大雨(汗)

さて、どうなりますことやら…

by tama1366 | 2006-11-22 09:27 | 観戦記

NIKE PREMIER CUP 第三戦!VS由●中学

朝から小雨パラつく11月19日(日)。

オヤジ、この冬の観戦を乗り切る為にと、家内がダウンを買ってくれました。この日は冷たい雨のふる寒~い一日でしたが、おかげで身体も心もポカポカ\(^o^)/  

場所はこの日、初めて訪れた和田掘公園運動場。ちょっと狭いピッチです。文句たれる訳じゃないんですが、狭いグラウンドでのサッカーは、結構誤魔化せてしまいますね。トイメンが近いから、上手い下手よりパワープレーが効いちゃうし、下手するとパントキック一本がセンタリングになったりして…

フィジカルより実力勝負のトリプにはチョイと不向きかと…

そんな心配を胸に、午前10時キックオフ。この日の相手はやはり未知数、八王子の由●中サッカー部。我がトリプスタメンは、例のごとくこれまでの二戦とほぼ総とっかえです。

この日は午後に六本木中でのTMを控えていたため、ベンチ入りはスタメン以外、サブ5名のみ。
そのサブの中にボン助は居ました。

前半、一進一退の攻防が続く中、つまらないミスが続いて、あれよあれよと持ち込まれ、わずか5分で1失点!すぐに1点返したものの、押し気味にすすめながら、相手はラインコントロールに気を遣っていましたね。何度もチャンスをオフサイドで潰され、ゴールを割れず、1-1のまま前半終了です。

ハーフタイム、ボランチのボン助と2トップの1枚が交代のため呼ばれました。おっと、ボン助出番じゃん!!

後半開始早々から、流れが変りました。ボン助、プレスのかかる前に、高めのラインの裏へダイレクトでパスを落とします。何本も何本も入れていました。代ったFWがボールをキープ。ペナで勝負の機会が増えました。

終ってみれば後半だけで5得点。結果6-1で勝利!!
攻撃面ではよくチャンスの起点になっていたと思います。ま、そこんとこ合格。

ところが、彼の持ち味、ディフェンスがいけませんでしたね。
個人技で勝るトイメンのトップ下の選手、プレスをかけに行ったボン助を、なんとあのジダンの必殺業!マルセイユターンであっさり抜き去ります。その後も何度もかわされ、抜かれ…いやーこのトップ下君との1対1は完敗だな、こりゃ。

抜かれまくったボン助、それが相当不本意だったようでした。

切り替えの早い奴なのですが、結構引きずっていたみたいで。
ショックだったんでしょうね。ここんとこチョーシこいてましたからね。まあ、いい薬になったでしょう。


後日談です。翌日の練習の帰り道。この日は、小雨ふる大井グラウンド…仲間に昨日の試合の不本意だったこと、愚痴をこぼしたそうです。

その時、ダブルボランチのコンビ、フ●オ君の言葉。

『でもさ、俺絶対昨日の試合、出してもらえるかと思ったのに、ベンチにも入れなくて…試合見ながらコーチに言われたんだよ。ほら、中盤にシ●タ入れただけで流れが変っただろう?お前もそういう風になれよ…って!』

コレは・・・なんとも・・・嬉しかったんでしょうね。ボン助。

なんだか寒さも風邪もモヤモヤした思いも、この言葉で吹き飛んだらしくて(o^_^o)
家内に聞いたら、ニコニコしながら11時頃帰宅して、嬉しそうに、その話を家内に聞かせたそうです。

なんだか、良かったんだか、悪かったんだか…
これでまたチョーシこかなければ良いと願うばかりですが、まあ、勝てて良かった。

そてにしても、コーチ、フ●オ君、いつも有難うございます。
オヤジ、ひたすら感謝・・・(涙)

明日は、この日の午後行われたTMの模様をお伝えしようと思います!

by tama1366 | 2006-11-21 12:58 | 観戦記

ピッチで出会った『優しさ』 ベスト3!


前回、『優しさ』について書きました。

我が子がトリプでお世話になる以前は、サッカーや団体スポーツには何の縁も無かった私が、少年サッカー観戦にハマるようになった理由は、もちろん我が子や他の子供達の元気でひたむきな姿を見守る事が、何より楽しい!という事だったと思います。

そしてもう一つ、その中で出会った子供達、指導者、親御さんの『優しさ』に出会った時、普段の生活の中で忘れかけている何とも言えない、『さわやかな感動』を覚えることがあって、自分の心を捉えて離さないからだと思います。

今日は、『優しさ感動ベスト3』の発表!


第三位! その模様はココ

このゲームの勝敗に都大会出場を賭け、勝つか負けるかで、当に天国と地獄!
大●山FCのキャプテン君、終了の笛が鳴り、ピッチの中央に整列した時、涙にくれるチームメイトの中で一人、我がキャプテンだったボン助に、さわやかな笑顔とともに…
『都大会に行っても頑張れよ』と握手を求めてくれました。
若干11、12歳とは思えないこの優しさ、潔さに、オジさんは深く感動した!
本当にありがとう!


第二位! その模様はココ

ボンがピッチに立っていた事より何より、ベンチにいたヒカルの優しさ、高潔さが嬉しかった。このときの事、ヒカルのお父さんはたぶん知らないと思う。いつかきっとオジサンの感動を君の君のお父さんに話したい。
素晴らしい教育をされているなと、感服しました!

ヒカル、何より大切な事を教えてくれて本当にありがとう!これからもボン助をよろしくね!


感動の第一位! その時の模様はココ

初めての都大会決勝の大舞台。私自身少年サッカーでは初めて見た、仲間の二枚のイエローでの退場… 凍りつくピッチ、静まり返るギャラリー達・・・

我が米原監督がその選手に示した優しさは、たぶん、世界と戦ってきた経験の中で、絶え間ない努力や、辛い経験や挫折、真の修羅場を駆け抜けてきた者だからこそ出来る、本当の指導者の優しさでした。

僕にはサッカーはわからないし、人をどうこう評価する力もないし、いくつものチームを真剣に研究したわけでもなかった。
トリプとの出会いは、偶然の縁でしかありませんでした。

でも、貴方のその優しさを見た時、このチーム、この指導者に出会えて本当に良かったと思いました。

幼い頃、試合の結果云々には何も言わなかった監督ですが、リ-ドされた試合で、最後まで頑張らない姿を見るや、真剣に叱ってくれました。

関東1位を賭けた先日の養和との試合でも、大量にリードされ、気持ちが切れたのか、ラフなプレーでイエローをもらった選手を、真剣に叱っていらっしゃいました。

この度、様々な試練を乗り越え、プレーオフの末にJユースカップ全国大会出場、本当におめでとうございます。その試合は観れなかったけど、監督もコーチもウルウルしてたって聞きました(笑)

監督のお人柄に、大勢のスタッフや選手が一生懸命頑張ってついてきた結果ですね。

Jユースカップ全国大会、さわやかなトリプのサッカーを全国に見せてあげて下さい。心から応援しています!

皆さん、感動をありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします!

by tama1366 | 2006-11-17 10:35 | 生き方

優しさ


このブログを読んで下る方から、とても嬉しいコメントを戴きました。

『優しい』というお言葉。
この場をお借りして、御礼を申し上げます。

仕事のお客様や個人的にお付き合いのある方から、何度かそのように言って戴いた事があります。

実は、そう言われてとても嬉しい自分と、謙遜ではなく、『決してそんな事はないのです』と心の中でつぶやく自分とが居ます。

今日は、『優しさ』の意味を考えてみたいと思います。

1 姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。
2 他人に対して思いやりがあり、情がこまやかである。
3 性質がすなおでしとやかである。穏和で、好ましい感じである。
4 身がやせ細るような思いである。ひけめを感じる。恥ずかしい。
5 控え目に振る舞い、つつましやかである。
6 殊勝である。けなげである。りっぱである。

辞書で調べてみると、以上のように解説してあります。
現代で私達が『優しい』という言葉を使うとき、大抵は、2の意味で使う場合が多いのではないかと思います。

現代の社会に於いては、この思いやりや情を逆手にとって悪事をはたらく、例えば『振り込め詐欺』なども横行しています。
ビジネスの場においても、私的な人間関係においても、結果だけ見れば思いやりや情はかえってアダになる事もあるのかもしれません。

ボンが小さい頃、道を尋ねるふりをして子供に近づき、その子を殺めてしまったというような事件をニュースで知り、果たして、そのような場合にどうしろと子供に教えたらよいのだろうと、すごく悩んだ事がありました。『人を見たら泥棒と思え』というような考え方が、身を守る事もあるのだろうかと考えさせられたからです。

困っている人を見かけたら、その人の立場になって、親切にその人に道を教え、時間が許せば自ら率先して案内してあげるような人であってほしいと思っていました。

この難しい問題の答えは、正直なところ未だ見つかっていません。というか、答えは分かっているのですが、我が子の無事を考えると、自信を持って子供にそれを伝えられない自分がいます。

毎朝の電車通学、心ない人同士が、肩がふれたのぶつかっただの些細な事から、口論や、場合によっては殴り合いまでしているような事件を見かける事もあるようです。或いは、同年代の違う学校の子に、同じ学校の生徒が駅で言いがかりをつけられるというような事も…

思わず、そういう場からは速やかに離れなさい。何か言いがかりをつけられたりしても、決して相手にせずに、その場から離れなさいと教えた自分です。

しかし、もしも同じ学校の生徒が、何の落ち度もなく言いがかりをつけられ、下手をすれば殴られたかられるような場面に遭遇した時、とにかく係わらないように速やかにその場を離れたとしたら…
それは決して、思いやりや情に溢れた行動とは言えないだろうと思います。

機転の利く子なら、自分だけでその場に割って入るのではなく、大人の助けを求めるとか、方法はあるのかもしれませんが、なにしろ未だ中学一年生。そんなに要領よく立ち回れと言うほうが無理かもしれませんね。

常に、誰にも『優しく』あるというのは理想ですが、場合によってはとても勇気の要る、しかも難しい事なのかもしれません。
ややもすると、相手によっては、その優しさがアダになって、自分自身の心や体に傷を負うような事もあるかもしれない。

振り返って、自分にもそんな経験があったかもしれません。

ただ、よく考えてみると、その時の自分自身に、どこかで、純粋に相手を思いやる気持ち以外に、例えば褒められたいとか、何かしてほしいとか、誰かや、場合によっては自分への見返りを求めていたようなところがあった場合に、そんな経験をしてきたような気がします。

子供への思いは、たぶん何の見返りも期待していませんが、ビジネスや普段の人間関係においては、『無欲の優しさ』ばかりではない自分だと思うのです。

やっぱり、自分は決して『優しい』とは言えませんね。
『優しい』と言って下さった方には、御礼とともに、お詫びを申し上げなければりません。

上手く伝えられないけれど、子供達には、本当の意味で、『優しい』人になってほしいと思っています。

by tama1366 | 2006-11-15 15:57 | 生き方

NIKE PREMIER CUP 第二戦!


11月14日(土)、朝からの雨で、駒沢のグラウンドはまるでガスがかかったように雲っていました。

ボン助、この日は学校の文化祭初日、17:30のキックオフに間に合うようにグランドに到着するためには、文化祭での自分の役割を途中で切り上げて来なければなりません。

この日の先発メンバーは、初戦先発メンバーと総とっかえ。唯一、初戦で途中出場した仲間の内一人だけメンバー入りです。

キックオフの時間になっても、ボン助の姿はグラウンドの何処にもありませんでした。

今日の相手は大●ソ●オFC。これまで対戦した事のない、杉並のクラブです。

小生、正直なめてかかっていました(ごめんなさい)
『負け』はないかなーなんて。そのチームの試合を見た事も無ければ戦績も知らないのに…です。親がこうだから、子供がバカになるんですね。

試合開始早々、その考えが誤りである事に気付きました。個々の技術は、たしかに我がチームの方が少し上回っています。しかし、相手はアプローチが早く、マークの選手に自由にプレーさせないように必死にくらいついてきました。

こちらもほとんどの選手が、初めての公式戦の緊張感があり、細かいパスのつながりにミスが多く出ます。わずかな判断の遅れ、一歩の出足の遅れの間に、寄せられて思う様にボールをつなぐ事が出来ません。

それでも素早いパス回しから前半5分、先制したのはトリプでした。

ところが…です。
ここからがいけません。つまらないミスを連発し、相手も攻守の切替が遅く決定的な形にはされないものの、素早いアプローチからなかなか思うようなプレーをさせてもらえず、じわりじわりとゴール近くまで攻められます。

つまらないファールから与えたFK、相手に取られたというよりつまらないミスからのCK、前半、たしか相手に与えたセットプレーわずか四本のうち、二本がゴールになってしまいました。

いずれも直接入ったわけではなく、キーパーが果敢に出て無人のゴールにカバーがないところ、こぼれ球を押し込まれての失点。

前半、1-2とリードされたまま後半戦へ。

我がチームは交代枠を使いMFとFWを投入します。トリプは確かに個々の選手は能力は高いのですが、若干、判断が遅く、守備の意識が欠けているように感じました。パスコースのわずかなズレが攻撃を遅らせ、雨で滑るピッチがボールの強弱を狂わせ、ほんの一瞬ボールを持ってからの判断の遅れたスキに、相手に寄せられてしまう。

後半15分、交代出場した、初戦で先発ハットのK君、CKのこぼれ球をファーサイドで待ち構えて、逆すみにゴォール!!

はぁー。やっと同点です。

しかし、そこからも相手の守備への意識と集中力は切れる事なく、トリプのボールをカットし続けました。

何度か決定的な形でサイドからボールを入れシュートまで行きますが、決定力に欠け、試合は2-2のまま終了。
とうとうボン助、最後までグラウンドに姿を見せませんでした。

帰宅は午後8時を回っていたでしょうか。文化祭で忙しかったといいます。

K君のゴールで、後半ようやく同点にした事を伝えると、こうつぶやきました。
『俺も行けば出してもらえたかな…』

その日、初戦の先発メンバーには次戦出場の可能性はほとんどない事を、事前に申し渡されていたようです。

その時は、何も言わなかったんですけどね、後になって、ふと考えました。

確かに、文化祭でそれどころでは無かったかもしれません。しかし、ほんの少しでも『甘え』があったとしたら、凄く嫌でした。

考えて、メールで伝える事にしました。

初戦、父親の私が嬉しかったのは、試合に出してもらえた事もありますが、何よりH君がベンチで声をかけてくれた事でした。
試合に出られない中、優しさと思いやりに溢れ、チームを思って行動できる素晴らしい仲間を持った事が、何より嬉しかったという事。

君が逆の立場で、果たして同じ事ができたかどうか、考えてほしいという事。
『行けば、出してもらえたかもしれない』という考え方の裏に、『どうせ出られないから、行かなくてもいい』という傲慢な考え方が無かったかどうかという事…

H君や仲間達に感謝し、自らの足りない処と謙虚に向き合い、仲間の素晴らしいところに素直に学べる人であってほしい。

何より、心を大切にしてほしい、と伝えました。

メールで間もなく返事がきました。

一言、『へーっす』ですって…(-_-;)

はぁー。
わかってんのかぁ、このタコ!
思わずぶん殴ってやろうかと思いますけど…それがどうも出来なくて。

まぁ、この親にしてこの子ありなわけです。

期待しちゃ いけませんよと思いつつ ついつい想う 親心かな
(愚父)

by tama1366 | 2006-11-13 13:34 | 観戦記

心の旅

U-13東京都第一地域トレセンは、新宿、渋谷、目黒、世田谷、千代田、港、大田、品川の各区に所属するクラブの中からピックアップされた選手に、協会の費用でトレーニングをさせて頂けるという、とても有難い制度です。

ある一定以上のレベルの選手が集っているため、選手にとってはより厳しいプレッシャーの中でのゲームやトレーニングを経験する事ができるし、違うチームの仲間達との交流も生まれます。
この年代の選手にとって、練習環境もメニューも全く違う中で、同じようにサッカーを目指す選手と知り合う事は、自らを客観的に見つめるためにも、とても良い機会ではないでしょうか。

ボンが前回呼ばれたのは、いわゆる『セレクション』だったのですね。一度目を旅行で欠席したボンには、10月の末に『追試』が課せられたようです。

あっちもこっちも追試で大変です(汗)

昨日、家に帰ると、練習はOFFのはずのボンが家に居ません。家内に聞くとトレセンだといいます。
幸い、グラウンドは我が家の目の前!あと30分しかなかったけど、スーツ着たままちょっと偵察に行って来ましたf(^_^)

ゲームですね。最終ラインの1列前の真ん中、そう、ボランチの位置に居ます。ピッチにはトリプの仲間もたくさん…

後で聞いたら、今日は12月に行われる予定の『トレセン交流試合』のメンバーをピックアップするためのゲームだったみたいですね。

知らないコーチがなにやらメモを取りながら中央でその試合の様子を眺めていました。

自分がグラウンドに着く前には、ハーフコート8人制で二年生相手に試合させれていたみたいです。
運動量が要求される8人制、しかも1学年上とのゲーム、さすがに疲れたそうですが、僕が見た最後の1年生同士のゲームでも、よく走って攻守にボールにからんでいました。

トレセン交流試合は、東京の7地域のトレセン選抜チームとヴェルディ、FC東京などの有力クラブが参加、リーグ戦、決勝トーナメントで各チームしのぎを削ります。

去年までの結果を見ると、ほとんどが1点を争う好ゲーム!より高いレベルの中での試合が出来る事は、選手にとってかけがえのない経験となります。

『で、どうだったの?』 帰ってから聞いてみました。

『うーん…結構できたと思う』

『ジュニアの時の地域(トレセン)は、レベル高すぎてあんまり面白くなかったけど、中学になったら、結構やれるかな。まあ、なんとかなる!みたいな・・(^_^)』

僕は見てても判らなかったんですが、家内は見抜いていたようですね。
ジュニア時代、地域トレセンで少しもサッカーを楽しんでいるように見えないボンを見て、監督に申し訳ないと感じていたそうです。

確かにボンはジュニア時代、身体もひと際小さく、周りはスピードや身体能力のずば抜けた選手ばかりでしたから、自分との大きな差を感じつつ、やっとの思いでついてゆくという感じだったのでしょうか。もしかすると、自分の力の無さを痛感させられるばかりで、辛い時もあったのかもしれません。

でも今、未だに決して大きい方ではありませんが、それなりに身体も大きくなり、1対1でもボールを奪えるようになって、『この中でも、それなりにやれる!』という自信を、少しだけ持てるようになってきたのかもしれません。

楽しめないながらも、ジュニアのとき我慢してついてきたから、今ようやく、なんとかやれると思えるようになれたのかもしれません。

順調なばっかりなんて、ありえなくて。辛い時ふんばれるかどうか、きっとこれからもそんな事の繰り返しなんだろうと思います。

例によって、本人はチョーご気楽。風呂でチューリップの『心の旅』でしたっけ?『あー・・・だから今夜だけわぁー・・・キミを抱いていたいィー』 思いっきりシャウトしてました。
やけに古い歌知ってるなぁ(-_-;)

そうだね。今日一日を一生懸命、楽しく過ごす事ができたら、それだけでいいんだな。

トレセン交流試合、呼ばれたらラッキー♪ ダメでも、ドンマイ!

by tama1366 | 2006-11-08 15:48 | 子育て

NIKE PREMIER CUP 開幕!

11月4日午後5時30分、すっかり日も暮れた駒沢第二グラウンド・・・

そのピッチに、ボン助は立っていました。


東京のJYクラブチーム62、中体連(中学校サッカー部)17の合計79のクラブが集う、U-13初の公式戦、通称ナイキカップ。

JYに上がって初めて、そういえばナイターでの公式戦も彼にとっては初めての経験です。

予選1次リーグGクループは六チーム。5チームとの総当りで、勝ち点上位2チームが二次リーグへと進みます。

昨年度ベスト8はシード。ヴェ●ディ、F東などの強豪クラブは一次リーグは免除され、二次からの参戦。

期待と、緊張の初戦、グラウンドには大勢のギャラリーと、ベンチに座りきれずに、ライン添いにずらりと並んで観戦するトリプの選手達。

照明灯に明るく映し出され静まり返ったピッチに、チームユニフォームを着て立つボン助の姿を見たとき、恥かしいけど、少し目に熱いものを感じました。

アホ!って思われるかもしれませんが、厳しい中等部での勉強…別に特別優秀でなくていいんですけど、夜の練習を終えて、クタクタになって、又翌日往復三時間の道程で学校に通う毎日。

おまけに私立は土曜日も学校があるため、土曜日の練習やTMは出られない事がほとんど。
週に1日の差は、月に4回、年に50回の練習量の差となります。
サッカーは47名の精鋭達の中、結果云々よりまず、続けられるかどうかが、僕達夫婦の最大の心配事でした。

たまたまなのかもしれません。

しかし、他の先発メンバーは彼なりに考えていたベストメンバーに近い布陣であったようで、その真ん中の位置に、自分が居られた事は、きっと何より大きな自信になったでしょう。

彼の持ち味である守備面での貢献が目立ちました。
要所でプレスをかけて相手の攻撃を遅らせ、或いはボールを奪い素早く攻撃に転じる。それなりに出来ていたと思います。

今日の相手は八王子の別●中サッカー部。全く未知数の相手…
出足、全員が緊張からカタさが見られました。皆、なにげのトラップミス。

ボールは7、8割支配しほとんど相手陣内で攻撃をすすめますが、なかなかゴールを割ることができず、イライラする時間帯が続きます。

前半10分、コーナーからのこぼれをFWがつめて頭で押し込み、待望の初得点!これでようやく硬さもとれて、エンジンがかかりましたか。

ボン助、15分のプレー。
いつものようにボールを奪うと素早く相手をかわしてDF二枚の間に左ハーフへのスルーパス。そのコースと強さが丁度良くて、ギャラリーから思わず『お~~』という声が・・・
SHはノートラップでシュート!惜しい、キーパー正面でした。
攻撃面で他に二つ、決定的なチャンスの起点となるプレーがありました。

後半16分に交代。ベンチに温かく迎えられたようです。Nコーチや影のボスと笑顔で握手を交わすボン助。
めったに、というか一度も褒められた事の無い影のボスに、この日は褒めて戴いたようです。それが嬉しかったんですかね。笑顔でした。
その笑顔を見て、再び熱いものがこみ上げてしまった自分…

バカ親なんですけどね、嬉しかったな。本当に・・・。

結果は5-0。我がトリプは交代枠をフルに使ったようです。ヒヤリとする場面が二度あったかな。何れも遠くから打たれたので、精度なく助かりました。

結果だけ見れば、順調な滑り出しです。

しかしもちろん課題もありました。
これが、公式戦かぁ…って思いましたね。こちらコーナーキックの時、相手はなんと全員!!がペナの中で守っていました。引きまくった相手に、前半なかなかゴールを割る事が出来ずに苦労しました。

個の身体能力の高い選手が何人かいました。突破された時、組織としてどう守るのかも、はっきりした答えが見えなかった。

家内からもう一つ、嬉しいエピソードを聞きました。この日、先発スタメンの中でジュニア出身者はボン助一人でしたが、ベンチにいたボン助のジュニア時代からの盟友、H君のお話。

交代で上がってくる選手に予めコップに汲んだドリンクを渡してくれていたようです。

ボンが上がってきた時、やはり飲み物を差し出してくれたH君。
そのままベンチに座ろうとするボンにこう声をかけてくれたそうです。

『風邪ひくから先に着替えた方がいいよ』

『ああ…』
そういいながら、着替えるボン。
H君とは、長い付き合いです。6年生の頃は、センターバックだったH君とサイドバックのボン。お互いのカバーは、阿吽の呼吸でした。

優しく、頼りになる仲間達に支えられて、本当に幸せです。


さて、時節は11日、ボンの出場は無いと思いますが、又、楽しみです。

頑張れ!心優しく、ハートは熱いトリプJY1年生達!!

by tama1366 | 2006-11-06 11:04 | 観戦記