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あなたを傷つける人…の心理②

先にご紹介した本の中には、そうした目に見える面と、心の中身が違う人の心理的な問題点、そしてもしもあなたが騙される側の人間であるなら、騙される側の問題点と、そうならない為に何を見極める必要があるかが書かれています。

そこに書かれている事全てを鵜呑みにしろとは申しませんが、確かに自分に当てはめて、思い当たるフシが無くもない。
本の中身をココで全てを紹介するわけにはいきませんが、言葉や、身なりや、時に地位という目に見える部分ではなく、その人の行動、ちょっとした仕草、そういう処に必ず何かのサインがあるはずと著者は説明しています。
些細な事ですが、今思い返してみると、その常務さん、例えば用があって電話をした時、会社にいらっしゃらなくて何度か電話しても、折り返し電話を頂くという事はありませんでした。
こちらから見ればお客様ですから、そんなものかと見過ごしていましたが、よく考えれば、人として誠意を持って対応して下さったとは、言えない面が確かにあった…

そういう処を見極める感性が衰えていると、せっかくの努力も誠意も水の泡となるばかりか、間接的に人に迷惑をかけ、時にいわれのない恨みや憎しみを買うような事にさえ、なりかねないのです。
そして、大切な事に気付けないばかりに努力や誠意の報われない人は、次第に生き難ささえ感じるようになると言います。
おそらく長い人生の中で、そうした人と全く係らずに生きるという事は、不可能だと言います。
人の行動をキチンと観察し、その人の本当の人となりを見極める事で、危険を未然に防ぎ、深く係らないで済むというのです。

恥ずかしながら、私は約20年もの間、すっかり騙されていました。
おかげで一生懸命やっていても、感謝されるどころか、知らないところであらぬ疑いをかけられていました。
自分がもう少し注意深くその常務を観察していたなら、例えば大事な事は常務を介さずに社長に直接話をするとか、いくらでも危険を回避する方法があったと思います。

これを読んで下さる皆さん、私のような事はないと思うのですが、もしもどこかで、人の心の矛盾を感じるような事件に巡り合ったら…
具体的には、表面は穏やかで紳士的で、優しい言葉を口にする人が、その行動を注意深く観察すると、何か矛盾を感じるいうような事があったとしたら…今一度、自分自身の感性を、お付き合いしている人の人となりをよく見つめ直してみて戴けたら、幸いだと思います。

長い年月をかけて築く、正しい人との人間関係こそ、人生最高の贅沢なのですから。

by tama1366 | 2008-02-05 10:37 | 生き方