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母の涙

7月19日(日)。
おそらく、大学サッカーを観るようになって、最も心躍る一日だった。

この日はIリーグ、VS JS大。
珍しく家内が観戦したいと言ので、久々にホームまで新車でドライブ。
息子は左腕にオレンジのキャプテンマーク。なんとなくだけど、この日はいつになく気合いが漲っているようだった。
いつもと少し違うのは、2列目??のポジション。後で聞くと二年ぶりにボランチでの先発を言い渡されたそうだ。ここ何戦か、中盤のDFが甘く簡単に失点するシーンが多かったからだろうか。でも息子の本来慣れ親しんだポジションはここだった。この日は攻守に良く走り、相手の攻撃を遅らせるシーンが見られたし、決定機も何度か演出。いつも通り大声を張り上げ手を叩きチームを奮い立たせていたと思う。

試合は前半立ち上がりに失点したものの、そこからは次第に立ち直り、終わってみれば4-1の快勝。息子は久々のフル出場だった。だからだろうか、試合終了と同時に満面の笑みを浮かべ、チームメイトやピッチサイドで最後の最後まで声を枯らしながら応援してくれた仲間達と喜びを分かち合うようにハイタッチや握手を繰り返していた。

家内はそんな息子の嬉しそうな様子を見て、少し目が潤んでいるようだった。
『良かったな』そう私が言うと、『あんなに嬉しそうで、しかもその喜びを分かち合える仲間があんなに沢山出来て、それが何より嬉しい』と。

オレも観戦に来て、『今日は良かった!』と笑顔でピッチを後にしたのは、いったいいつ以来だったかな、と考えてしまった(笑)

この試合を終え、大学は試験期間に入る。部の活動はしばしお休みである。就活もいよいよ最後の段階に入るという時。この時期まで遅らせた財界の配慮は、大学生にとっては甚だ迷惑極まりないようだ。

しかし今日の息子の表情を見る限り、大変だろうけど、色々なこと、一つ一つ乗り越えていってくれそうな気がして、オヤジはちょっぴり幸せな一日だった。神様、またこんな日をよろしくお願いします。

by tama1366 | 2015-07-23 17:07